ウェディングレポート
包容力のある頼もしい新郎様と、素直で朗らかなお人柄の新婦様。人生の節目を、大切な方々とともに迎えたいというあたたかな想いを胸に、ご準備を進められました。演出やアイテムのひとつひとつにこめられたのは、おふたりの“オリジナリティ”。おふたりらしい一日が叶うよう、スタッフも心をこめてお手伝いさせていただきました。
旧クルペ邸での結婚式に参列経験がある新郎様。一棟貸切ならではのオリジナリティが叶う空間に惹かれ、ご自身の結婚式でも候補としてご検討くださいました。新婦様は、旧クルペ邸にただようクラシカルな雰囲気や歴史薫る空間にひとめぼれ。王道とはひと味ちがう結婚式を叶えたいおふたりにとって、旧クルペ邸はぴったりな場所でした。
おふたりが最も大切にされた“自分たちらしさ”。定番や派手な演出はあえて採り入れず、オリジナリティを重視されながら結婚式のカタチを創っていきました。アットホームな挙式をご希望のおふたりには、プランナーよりブーケストーリーをご提案。披露宴の演出数は控えめにし、ご歓談や写真撮影のお時間を多く設けられました。「ゲストと一緒に愉しみたい」というおふたりのお気持ちがあふれたお打合せ。おふたりのお人柄が映し出された、あたたかな準備期間となりました。
日の入りを目前にして、ノスタルジックなムードがただよいはじめる旧クルペ邸のチャペル。挙式は、新郎様とゲストによるブーケストーリーからスタートしました。１２人のゲストから差し出されたお花を１本ずつ丁寧に束ね、新郎様のお手元で完成した真っ白なバラのブーケ。ピュアな美しさを放つホワイトブーケは、純白のウエディングドレスに身をつつんだ新婦様へ、新郎様の想いとともに贈られました。ご家族・ご友人にサポートいただきながら、アットホームな雰囲気で進行された人前式。ゲストからのあたたかな祝福が、おふたりを柔らかく包みこみました。
披露宴会場は愛らしい小花とグリーンで彩り、ナチュラルな雰囲気に。空の色は徐々に移り変わり、トワイライトウエディングならではのロマンティックなムードが醸成されていきました。新婦様は、挙式時にお召しになったウエディングドレスにロールカラーを付け、よりクラシカルな装いでご登場。ヘッドドレスもチェンジされ、同じ衣裳でもさきほどとは異なる雰囲気でゲストを魅了しました。ゲストの乾杯のご発声により、華やかにスタートした祝宴。グラスを傾けながら、大切な方々との会話に花を咲かせているご様子でした。
ゲストの視線を奪ったのは、巨大な揚げ餃子。食べることが大好きなおふたりのオリジナリティを表す演出として、“餃子開き”を採り入れられました。木槌を振るって開かれた餃子のなかからあふれたのは、たくさんの小さな餃子。おふたりで味わわれたのちに、水餃子にしてゲストへ振舞われました。お腹も心もいっぱいに満たしていただきたいと、こだわったお料理のおもてなし。色とりどりのデザートはビュッフェスタイルでご用意し、ホームパーティのようにリラックスしながら愉しまれていました。
お色直し入場の際には、ゲストと灯火をつなぐキャンドルリレーを。旧クルペ邸の重厚感と夜の雰囲気も相まって、会場は幻想的なムードに包まれました。披露宴のフィナーレを飾るのは、おふたりの感謝の気持ちを綴ったお手紙。おふたりの想いに静かに耳を傾け、感慨深い表情を浮かべる親御様が印象的でした。皆様に惜しまれつつ、おひらきとなったパーティ。ムードたっぷりの旧クルペ邸にておふたりだけの写真撮影を愉しまれ、今日と言う日の余韻に浸っているご様子でした。
おふたりとは、いつも和やかにお話ししながらお打合せをさせていただき、おふたりのお人柄に助けられながら、私自身楽しい時間を過ごさせていただきました。おふたりらしいオリジナルな時間を共に考えたり、ご当日はゲストと共に笑顔溢れる瞬間が見られましたこと担当プランナーとしてグッときました…！これからも仲良しなおふたりの末永いお幸せを願っております。
