ウェディングレポート
穏やかであたたかい雰囲気のおふたり。ご家族やご友人、大切な方々に感謝の想いを形にして届けるため、結婚式を挙げることをご決断されました。ゲストの皆様にお料理をごゆっくりお楽しみいただきながら、笑顔あふれる幸せなひとときを過ごしたい。その想いを叶えるために、お越しくださるゲストのお顔をおひとりおひとり思い浮かべながら、丁寧にご準備くださいました。
新婦様の親御様が、35年前に結婚式を挙げられたのも当会場。その後も親御様の還暦祝いなど、特別なシーンでご利用いただいておりました。そしてこの度、新郎様と新婦様の晴れ舞台である結婚式の会場として、当会場とのご縁を結んでくださいました。
おふたりの持つ具体的なビジュアルイメージを、お打合せを重ねながら形にしていきました。自分たちが主役になる結婚式よりも、ゲストの皆様に楽しんでいただける結婚式にしたいとおっしゃっていたおふたり。ゲストの皆様に心からお楽しみいただくにはどうすれば良いかたくさんお考えになり、お打合せ時から『ゲスト愛』にあふれていました。
挙式は、旧クルペ邸に隣接する独立型チャペル『神戸北野教会』にて執り行われました。教会の雰囲気に合わせ格式のある雰囲気にされたいとのご希望で、挙式スタイルはキリスト教式に。新郎様のご入場時には、お父様からジャケットセレモニーを、お母様からはブートニアセレモニーが行われました。その後、新婦様がお父様にエスコートされてご入場。お母様によるベールダウンのあと、深紅のバージンロードをお父様と歩む新婦様の表情は、やわらかくほほえんでいらっしゃいました。リングボーイ・リングガールは、甥御様と姪御様のおふたりにお務めいただきました。お子様たちのお手元のリングピローは、新婦様のお母様の手によって作られた、世界でたった一つのもの。お子様たちは、新郎様と新婦様のもとへ大事にリングをお運びくださいました。挙式後には、カリヨンの鐘が鳴る中、教会から出てきたおふたりを、バブルシャワーとフラワーシャワーで祝福。気品がありながらも、アットホームな雰囲気がただよう素敵な挙式となりました。
披露宴会場のイメージテーマは『NEW CLASSIC』。アンティークの中にも人気の小瓶使いで抜け感を取り入れた、トレンド感あるコーディネートに仕上げました。クリーム、サーモンピンク、エンジなどの暖色系をメインに配置し、当会場の雰囲気と調和したハイセンスな空間に。アパレルのお仕事にお勤めだった新婦様だからこそ、クオリティの高いコーディネートが実現されました。また、ペーパーアイテムは新郎様と新婦様、テーブルナンバーはゲストがお作りになり、愛情の込められた唯一無二の披露宴会場が出来上がりました。
一棟貸切のため、ゲストの皆様がまるでご自宅に招かれたかのような感覚で、リラックスしてお過ごしいただける空間に。窓を開け、隣接するプライベートガーデンも開放することで、ゲストの皆様がテラスをご自由に行き来できるようにしました。エントランスは、アンティーク調にデザインされたこだわりの詰まったディスプレイに。エントランスを入ってすぐに設置されたウエルカムテーブルには、ベージュの布を敷き写真立てやドライフラワー、キャンドルを並べ、会場の雰囲気を活かしたミニマルでおしゃれな印象に仕上げました。そして、芳名帳としておふたりがチョイスしたのは一枚のレコード。会場のテイストや、おふたりのウエディングテーマにぴったりなアイテムをお選びになりました。
ゲストと距離が近い演出にこだわったおふたり。ゲストの皆様に近くで見守っていただき、和やかなムードのなかでケーキカットが行われました。新郎様と新婦様のそれぞれのご兄弟によるお手本バイトがサプライズで行われ、笑顔があふれるシーンも。お色直し入場は、上品な雰囲気から一転、親しみのあるナチュラルな装いに。ゲストに囲まれながら、おふたりはご歓談も楽しまれているご様子でした。親御様への花束贈呈シーンでは、お父様と抱きしめあい親子の絆をさらに深める新婦様のお姿が。新婦様の親御様にとっても思い出深いこの場所で、新たにおふたりの思い出も刻まれた、かけがえのない一日となりました。
改めましてこの度は、誠におめでとうございます。素敵なおふたりとご縁をいただけましたこと、大変光栄に思っております。ゲストの方々にどう楽しんでいただけるのか、笑顔で過ごしていただきたいと仰っていたおふたりが印象的でございます。いつでも遊びに来てくださいね^^